乾癬とは?

 おもに皮膚に症状が現れ、よくなったり悪くなったりを繰り返します。
関節に痛みや腫れ、変形がみられることもあります。皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のフケのようなものがポロポロとはがれ落ちるのが、特徴的な症状です。

■ 乾癬の主な症状

皮膚の症状
紅斑 : 皮膚が赤くなる症状、肥厚: 皮膚が盛り上がる症状、鱗屑: 銀白色のフケのような症状;ノート:鱗屑がポロポロとはがれ落ちることを「落屑(らくせつ)」という

これらの症状は、主に頭、背中、おしり、ひじなど衣類と擦れたり外的刺激が多い部位にみられますが、患者さんによっては全身の皮膚におよんだり、爪の異常やかゆみがみられることもあります。

かゆみには個人差があり、まったくかゆくない人もいれば、強いかゆみが出る人もいます。これらの症状は、一般的に長期間続いて、時によくなったり悪くなったりします。

皮膚の症状だけでなく、関節に腫れや変形、痛みなどの症状がみられることもあり、乾癬が皮膚だけの病気ではないことがわかってきています。

関節の症状

関節症状の発症
皮膚症状より前:10%程度、皮膚症状より後・皮膚症状と同時:のこり90%は乾癬の皮膚症状がみられます。

 

参考文献
「Toshiyuki Yamamoto et al. Journal of Dermatology」 2016:43:1193-1196

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