掃除しやすい家作りで、住み心地のよい毎日に

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「鱗屑などをこまめに掃除したい」、そう考える乾癬の患者さんやご家族にとって、掃除のしやすい部屋作りをすることは、負担が少なく快適に暮らす為に大切なことではないでしょうか。しかし、掃除用具は一見すると、リビングやダイニング、玄関など人の目につくところに置いておくと、それだけで生活感が溢れておしゃれな部屋作りの妨げに。かといって目につかないところに片付けてしまうと、取り出しが面倒でサッと掃除ができない。こんな状態に悩んではいませんか? ちょっとしたインテリアの工夫や収納の仕方で、おしゃれに、掃除しやすい部屋作りが可能です。

床置きを減らす、フックで壁面収納

私はいつも、「壁面を上手に使ってください」とアドバイスしています。床に物を置かないようにして欲しいからです。エプロンやタオル、袋など、できるだ けフックにかけることで、床のスペースが空き、ワイパーや掃除機がかけやすくなります。

可動式の収納を心がける

なるべく足にタイヤが付いた動かせるワゴンタイプのものを収納家具として使うと、床掃除がしやすくなります。出し入れのスペースが 360度使えるので、壁にぴったりと固定された収納家具に比べて、少ないスペースで効率的に使えます。

掃除用具もインテリアと考える

掃除用具は、「どうせ見えないから何でもいい」と思って購入していませんか? はたきやワイパー、バケツなど部屋の中にインテリアとして置いておけるという視点で探すと、すぐに手に取れるところに置いておける愛用品になります。

雑巾(ウエス)も見せ方 ひとつでインテリアに

床や棚をサッと拭ける布として、Tシャツなどのいらなくなった洋服を再利用しています。もともと捨てるものですから、気兼ねなく拭き掃除に使えて便利です。我が家では洗濯機の横にインテリアになるような網バックをつるし、その中にウエスを保管しています。洗濯の時に、「もう着られない」と思ったものは、その場でカットして、ウエス入れに! 色とりどりのカラフルな布が、“雑巾” のイメージを変えてくれます。

物の住所を決めて、「散らかさない」を目指す

綺麗に掃除することと並行して、できるだけ散らかりにくい部屋を作ることも重要です。そのひとつは、棚やラックにシールを貼って、収納しているものを分かるようにすることです。物の住所が定まっていないから、はさみやペンなどちょっとした物が部屋のあちらこちらに散らばるようになってしまうのです。こうすることで、家族の誰が見てもどこに何を片付ければいいか分かるため、あちこちに物が散らかりにくくなります。

Teruさん
インテリアコーディネーター
「すぐできる、暮らしやすい部屋作り」をテーマに、簡単におしゃ れにできるインテリアを提案。多くの女性から支持を集めている。

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