乾癬の原因

考えられている乾癬の原因 | 皮膚症状のメカニズム

考えられている乾癬の原因

乾癬の発症には免疫の異常が関係しています。 乾癬の原因はまだはっきりとわかっていませんが、乾癬になりやすい体質があり、そこに様々な要因が加わって起こると考えられています。

遺伝的な要因(もともとの体質): 炎症の生じやすさなど; 外からの影響:かぜ、扁桃腺炎、季節(冬)、皮膚への刺激、薬、飲酒、喫煙、食生活など; 内からの影響: ストレス、メタボリックシンドローム(肥満・脂質異常症・高血圧・糖尿病)など → 慢性の炎症が生じる → 乾癬。注意: 外、内からの影響をなるべく減らしましょう。

正常な皮膚を掻いたり、キズなどの刺激があったりするとそこに病変が生じ(ケブネル現象)、悪化の原因にもなりますので、掻いたり、キズなどの刺激に気をつけましょう。

皮膚症状のメカニズム

免疫の異常が生じると、からだのなかで「サイトカイン」という物質が過剰に増え、からだを攻撃してしまう「炎症」が起こり、皮膚が赤くなったりします。また、皮膚では、いちばん外側にある「表皮細胞」が異常に増えてしまいます。通常は、28~40日で生まれ変わる表皮細胞が、乾癬患者さんでは4~5日と極端に短くなっていて、十分に成熟していない表皮の細胞が厚く積み上がり、鱗屑となってはがれ落ちていきます。

ページの
先頭へ戻る